仕事の都合などでたまたま長期間留守にしていたり、行き違いなどで連絡が行き届かなかったりなどは通常あり得ることです。ですから、お通夜や告別式が終わってしまった後に逝去の知らせを受け取るという場合は決してないとは言えません。
生前に故人やその家族にお世話になったことがあるなど、知らせを聞いたら必ず参列したのにという場合には、できるだけ早くに弔意を表すことが必要です。取り急ぎ電話で亡くなったことを後になって知ったため、葬儀に出席できなかったおわびとお悔やみの気持ちを伝えなくてはなりません。
そして、その後に手紙でお悔やみを述べるか遺族の都合が良ければ後日弔問に伺うと良いでしょう。その際には、遺族は心身の疲れがまだ癒されていないということを必ず考慮する必要があります。弔問に訪れたら、心をこめてお悔やみを述べ、お線香をあげて遺骨と遺影に合掌します。
納骨は済んでいれば仏式であれば仏壇にお参りします。その時にはお香典も持参します。もし香典返しが済んでいる時期であれば、お返しの心配はいらない旨を伝えます。事前にわかっていれば、お香典よりも供物を持参するほうが良いようです。
なお、訪問する際の服装は生前の故人との関係や亡くなってから経っている日数にもよりますが、喪服での訪問が無難なようです。しかし、必ずしも喪服を着ていかなければいけないということはありません。黒やグレーなど地味な色で、派手なデザインのものでなければ平服でも差し障りはないようです。